「みかんの実がなる頃にはおばあは死んどる」
ばあ様の口癖ですが、数十年前からずっと言い続けています。
じゃあ何故若木を植える?
しかもかわいい孫から「ポンカン」の苗木を強奪してまで…。
齢90越えにして新品種の栽培に挑むか⁉︎
やはり、昔の人は体力がありますね。
永久機関かと思いますよ。
積んでいるエンジンが絶対違うにきまっています。
そんなばあ様と喧嘩をしながら、みかんを育てています。
我が家のみかんカレンダーです。
10月
「極早生みかん」
まだ真緑の温州みかんです。ちょっと酸っぱいのですが、昔ながらのみかんという感じですね。
みかんならではの甘酸っぱさを好む方にオススメです。
11月
「早生みかん」
こたつの上に置かれるみかん。みかんは涼しい場所で保管すべき。こたつに常備すると、カッサカッサになります。皮が薄くて食べやすい。
12月
「はれひめ」
温州みかんに飽きてきた頃に収穫期を迎える「はれひめ」はみかんリレーの貴重な存在。
ほどよい甘みとオレンジのようなつぶつぶ感がたまらないみかん。
小ぶりな大きさの「はれひめ」の方がさっぱりした味わいで、我が家では人気です。
「紅まどんな」
愛媛県のオリジナル品種。とっても甘い。ゼリーのような食感が特徴。
12月に食べられるお大臣みかんは紅まどんなだけだと思います。今の所…。贈り物用のみかん。
我が家の紅まどんなは未だ実をつけたことがない。来年に期待‼︎
1月
「デコポン」
糖度が13度以上ないとデコポンは名乗れません。我が家のデコポン(不知火)は、ばあ様が北向きに植えたので、とても酸っぱいです。
ばあ様は「うちのデコポンはうまい」と言っていますが、本物を食べたことがないのでしょう…。
オーナーの一番好きなみかんです。
「ポンカン」
うっかり柚子の隣に植えてしまった「ポンカン」…。(種が入ってしまう)
我が家に品種不明の木があるが、おそらく「ポンカン」と思われる…。
「ポンカン」は皮が剥きやすいと思うのですが、ゴム毬のように硬く、猛烈な酸っぱさ。
「伊予柑」
2月ごろが旬ですが、農家は熟す前に食べます。
イノシシがうちの「伊予柑」が好きで、食い散らかしていますが、もういいです。
食べ飽きました。
2月
「はるか」
トゲがあるので、育てるのは大変。傷があって見た目が悪くても味は変わりません。
この時期は甘いみかんばかりなので、さっぱり食べられる「はるか」は重宝します。
「せとか」
幻の柑橘。みかんの大トロ。究極の柑橘と呼ばれていますね。
間違いのない美味しさです。
しかし、栽培は難しいですね …。
葉っぱが全部落ちてしまいました。暖かくなったら、元気な葉っぱが育つかな?
「甘平」
愛媛県オリジナルの品種。新品種のため、味が安定していない印象。
ご近所さんからいただきますが、「あたり」と「ハズレ」の差が大きい。しかし、一度「あたり」を食べると毎年リピーターになることは間違いナシ。
まだ木が若いですからね。今後とんでもなく糖度の高い甘平が出回ることでしょう。
我が家の甘平が実をつけるのはまだまだ先です。
「西の香」
ご近所さんからいただく「西の香」は本当に美味しいです。
ジューシーすぎて、手が汚れるのが難点ですが、腕をまくってでも食べる価値のある美味しさ‼︎
次に植えたいと狙っています。植え付け場所を検討中。
「はるみ」「スイートスプリング」
この時期は「はるみ」「スイートスプリング」もオススメです。
3月
「土佐文旦」
強風で枝が折れてもおかまいなしにぐんぐん育つ我が家の「土佐文旦」‼︎
プリッとした食感と爽やかな甘みが美味しい。
「八朔」
我が家では文旦の方が人気。
うちの「八朔」の木はもうご高齢なので雑な味。
5月〜6月
「甘夏」
「甘夏」を食べ始めると、我が家のみかんカレンダーも終わりを迎えます。
酸味が強いので、我が家ではてんさい糖に漬け込んで食べます。
「ニューサマーオレンジ」
日向夏。愛媛県では「ニューサマーオレンジ」と呼ばれています。
皮ごと食べる珍しい柑橘。グレープフルーツのような味わい。
「はるか」は、「日向夏」の実生から選抜育成された品種なので、「ニューサマーオレンジ」も私の好みの味です。
柑橘を食べ尽くした頃に、かわいいみかんちゃんたちはまた花をつけ始めます。
花びらが落ちると、小さな実になるので、収穫を楽しみに頑張れます。
紹介した品種以外でも「天草」や「麗紅」、「西南のひかり」など美味しいみかんはまだまだあります。
ぜひ、食べてみてください。
以上、我が家のみかんカレンダーでした。